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無垢材と集成材
2023.10.31
皆さんこんにちは松本です。
木造住宅に使う木材の呼び名でに「無垢材」と「集成材」と聞かれることがあると思いますがどのような物なのか、何が違うのか、それぞれのメリット・デメリット拾いだしてみました。
□ 無垢材-1本の天然丸太から角材や板を切り出した物。
〇メリット
・調湿作用を持っていている。
・自然な木目など見た目が美しい・肌触り・香り(※材種によります)。
・乾燥していく事によって耐久性が増す。
・安全性が高い(接着剤を使っていないので)。
・外部化粧材(付土台・柱・桁、垂木、野地板など)として使用できる(※)。◆歴史的な建造物や神社仏閣など実績あり。
●デメリット
・乾燥材(ドライビーム)とうたってあっても材芯までしっかり乾燥出来ていない為、施工後の変形・反り・割れが発生しやすい。
・材種・大きさ・乾燥の仕方によって品質に差がある。
・材の断面・長さが大きくなるほど一定の樹齢が必要。
・集成材に比べて高価。
・集成材に比べて傷がつきやすい(※)。
目 集成材-一定の乾燥させた複数の板を接着剤で張り合わせた物。
〇メリット
・高い強度や品質のばらつきが少ない。
・施工後の変形・割れが少ない。
・同じ断面積でも無垢材より強い。(柱:杉材⇒集成1.5倍、桁:杉材⇒集成1.4倍●あくまで参考数値です)
・傷に強いので階段・カウンター(棚板)(※)で使用できる。板材はホームセンターでよく見かけます。
・無垢材より安価。
●デメリット
・無垢より調湿しない。
・強度が強い分(※)肌触りが硬く冷たい。
・接着剤を使用している為シックハウス症候群の危険性があります(ただし現在は安全基準値以下の接着剤使用)。
当社の物件でもそれぞれ適材適所・予算・完成後不具合可能性など考慮して仕様決めております。
それでは。